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ゆったりした服を着てたほうが成長のさまたげにならないし、ノビノビする・・・と
母は、いつもゆったりした服を選んでくれていました。
大人になった今も原理は同じで、ゆったりした服が着たかった。
でも、身体がやや大きめ(?)でスポーツ体型の私は、いつも肩や腰がピチピチで服選びは大変・・・
着心地の良いものはなかなか見付けられません。
「服作りをしよう」と思ったのは、そんな思いが積もり積もったからだったかもしれません。

こだわり

作り始めて一番に着目したのが「肩」
どうすれば楽ちんで、可愛いかな・・・
思いめぐらしている時に、思い浮かんだのは「着物」
市販のスーツ類がキツかった私は、よく着物を着ています。
帯や草履も慣れればキツいスーツやハイヒールより
楽ちんだった。
一番楽ちんなのは「肩」

考えてみると、着物・はっぴ・はんてん・ちゃんちゃんこ
などは、みな肩が動かしやすい。
その構造は「てっぽう袖」
肩から袖の先にかけて一直線になっていて、種類によって
袖のたもとの長さや、すぼまり方が違い優雅にも勢いよくも見せられる。
「これじゃないだろうか・・・」
創作の神が降りた感じがして色々試行錯誤し、
てっぽう袖と身幅ゆったり、裾広がりの今のカタチに
なりました。

素材

しまっておいた服を出してみると、なんだか古ぼけて

着る気になれない・・・
そんな体験を時々してしまいます(ありがちですよね・・・)。
流行りのもの、いっときだけのものと納得の上だとしても、

ガッカリしてしまいます。
紬の着物のように、長年愛用できるような服を作りたくなりました。


そこで、選んだのがリネンです。
リネンは栽培時の環境負荷が少なく、地球に優しい素材です。

命名秘話

納得がいく形が出来上がり、作り続けていたけれど
呼び名がないと不便だし
気に入ったものには名前をつけたくなる習性があるものですから
この作品に名前を付けることに・・・

ワンピースでもあり、チューニックでもあり、不思議な服!?
ムーミン谷のスナフキンや、ミーたちが着てそうな感じ・・・

ローブ・・・ローブ・・・ローブ・・・
ロブデュ!!!

ふと口ずさんだ「ロブデュ」
それじゃ、この服の名前はロブデュにしよう。。。
そんな成り行きでした。

最近・・・新しいパソコンを買ったので、慣れるためにフランス語
翻訳で遊んでおりましたところ
「ロブデュってフランス語っぽいなぁ~」と、
思いつき調べてみたところ・・・

Robe douce(ローブ デュ)⇒優しいドレス

なんて素敵なシンクロでしょう・・・
私は、私が作った服に「優しいドレス」と名付けていたのでした。

天然服工房 プチ・プラム
​松井 浩子

古来、ヨーロッパでは代々受け継がれ、古くなってもアンティークリネンとして、その価値を高めています。
ロブデュは、デザインと素材の良さで長く愛用していただけるように、丁寧に縫い上げています。

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