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  • 執筆者の写真petitprune7

一着のワンピースが人生を変える


ずいぶん長い間、洋服を作ってきました。

思い出に残っているたくさんの作品が頭の中をよぎります。

色々な出会いや、感動があり、、、挫折もあったけども

そんな中、この一着が

私の作り手人生を変えました。

『ピンタックワンピース』


製作に取り組む中

「悩み」や、「壁」なるものがあるわけですが

ふっと、何かが突き抜けたような気がした時に

出来上がったワンピースです。

イベント出店時、

朝一番

何気なくテントの骨組みにかけて準備をしていたら

通りがかりの方が、自転車を止め

サドルにまたがったまま、

「これ、いいですね~。」

「わぁ、そうですか~。夕べ縫い上がったばっかりで・・・」と

お話をさせていただこうとしたら

話もそこそこに

「これください。」

確か、そんなスタートだったと思いますが

それからは、作っても作っても

どんどん売れていき

在庫になる暇もなく

まるでワンピースが自分の意思で

飛んで行くような錯覚すら覚えました。

ネットに出品してみたらどうかな・・・と

自分のホームページと、

Creema に出品してみたところ

ほどなく注文が入り始め

Creema では、色々な特集に、

たびたびピックアップしていただくようになり・・・

今日までの特集は、こちらのようになっています・・・

また

先日もフェイスブックにシェアさせていただきましたが

『キナリノ』の、

「“赤”を大人っぽく着こなそう。シンプル&ナチュラルな“赤”コーデ」

・・・に、載せていただいているのを発見!

『ええええええーーーーー!!!』と、ビックリ!

こちらです・・・

ほどなく、ほどなく、

お問い合わせや、ご注文の 「ピコーン♪」 が、鳴り出し

現在、全国からオーダーをいただきまして

そのほかのオーダーも合わせると

50着以上のバックオーダーを数えるようになり

目の前の世界が変わりました・・・

こちらのワンピースは

22本のピンタックを、一本一本折りながらミシンで縫っています。

衿・袖口・裾周りは、バイヤステープでパイピング仕上げ。

どんなに急いでも

一日一着縫い上げるのがやっとで

水通しして、最終仕上げを合わせると

約1日半~2日かかります。

染元さんに、生地がなくなり

再生産をお願いしたり

ひとりの作り手がチクチク縫うには恐れ多い状況で

たくさんのお客様にお待ちいただくことになってしまい

誠に申し訳ございません。

只今、頑張って縫っています。

もうしばらくお待ち頂けましたら幸いです。


↑ 縫いたてで、ピンタックがまだ落ち着いていません・・・

↓ 他にも、色々なカラーが有ります。。。


高知 沢田マンションの工房前の通路でいつも写真を撮っています。

背景に、いろいろ写っていることがあり

雑多な撮影場所だとしても

私はこの場所が大好きなのです。

私が日々格闘し

水通しした作品たちを乾かして仕上げをしている場所です。

きらびやかではないかもしれませんが

作品そのものと見る人の波長が合えば

お気に召していただけるのですね。

さぁ、これから(今、18:45)

本日の後半戦(夕方から夜の寝てしまうまで)に入ります。

どのくらいできるか

気力・体力の途切れるまでの旅路となりますが

だいたい、そうですね~~~

夜中の2時頃までが限界でしょうか・・・。

毎日、8時間労働を、2クールやってる感じ。

どなたかが言っていました

『仕事のご褒美は仕事だよ』

いいですね~。

皆様に求められ

頑張れている自分が、幸せです。


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